3月5日、厚生労働省は医道審議会・医道分科会の答申を受け、医師・歯科医師38人に対する行政処分を発表した。歯科医師は12人で、処分対象の違反と処分は下記の通り。前回発表で目立った覚せい剤取締法違反等、薬物関連による処分者は歯科医師ではゼロ、医師で3人と大幅に減少した。
▼処分対象の違反等／司法処分等／行政処分
1．傷害、銃砲刀剣類所持等取締法違反
／懲役3年・執行猶予5年（保護観察付き）・没収切出しナイフ1本／歯科医業停止1年
2．傷害／懲役1年6月・執行猶予4年／歯科医業停止6月
3．傷害／罰金30万円・控訴及び上告は棄却／歯科医業停止1年
4．準強制わいせつ／懲役2年・執行猶予4年／歯科医業停止2年
5．児童買春・児童ポルノに係る行為等の処罰及び児童の保護等に関する法律違反
／罰金100万円／歯科医業停止3月
6．電磁的公正証書原本不実記録、同供用／懲役1年6月・執行猶予3年／戒告
7．診療報酬不正請求／保険医登録取消／歯科医業停止3月
8．診療報酬不正請求／保険医登録取消／歯科医業停止3月
9．診療報酬不正請求／保険医登録取消／歯科医業停止3月
10．診療報酬不正請求／保険医登録取消／歯科医業停止3月
11．健康保険法第78条第1項に基づく検査の拒否／保険登録取消／歯科医業停止6月
12．健康保険法第78条第1項に基づく検査の拒否／保険登録取消／歯科医業停止6月