日歯が被災地復興に向けて元気を送る会開催

 6月2日、日本歯科医師会の第168回臨時代議員会が開催された。当日は代議員会の議長に右田信行氏(山口県)、副議長に杉山義祥氏(神奈川県)が立候補し、いずれも定数通りで承認された。また、東日本大震災支援に関連する4議案が協議の上承認された。

 冒頭のあいさつに立った大久保満男会長は、現在の被害状況として9名の会員が死亡、3名の安否が確認されていないことを明らかにし「東北3県だけでなく関東地区でも多くの会員が震災によって被害を受けている。1日も早い復興に向け邁進したい」と述べた。

 臨時代議員会終了後、ホテルニューオータニ「鳳凰の間」で「被災地復興に向けて元気を送る会〜日歯・日歯連盟役員の集い〜」が開催された。
 来賓として出席した細川律夫厚労大臣は、「今般の震災による死亡者は1万5千人を超え、身元確認は困難を極めたが、多くの歯科医師の尽力に心より感謝申し上げる。政府においては第一次補正予算により仮設診療所および歯科診療車の予算を確保したが、歯科医師会の協力なしでは被災者の健康維持はかなわない。今後ともさらなる協力を求めたい」と述べた。
 また、現地への物資による支援並びに救援活動に対し、大久保会長より日本歯科商工協会の山中通三氏、陸上自衛隊の片山幸太郎陸将補(歯学博士)に感謝状が贈られた。

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