日本臨床歯周病学会・創立30周年記念大会『天然歯を守るために ペリオvsインプラント』京王プラザホテルにて開催

 特定非営利活動法人日本臨床歯周病学会の創立30周年記念大会が6月16日、17日の二日間、東京・新宿の京王プラザホテルで開催された。
 初日、冒頭の記念式典で武田朋子大会長は「大会テーマを『天然歯を守るために ペリオvsインプラント』とし、時流に即したプログラムをお楽しみいただけると確信している。また、サブタイトルに『環太平洋記念大会』を冠し、アメリカ、台湾、オーストラリア、中国、韓国から著名講師陣を招いてご講演いただくなど中身の濃い内容となったと思う」と述べた。
 つづいて宮本泰和理事長があいさつに立ち、「一部マスコミによるインプラントバッシングの報道が見受けられるが、われわれはその根底の問題を考えなければならない。歯の喪失原因の第一は歯周炎である。20世紀に歯を残すために培ってきたわれわれの技術を、21世紀には新たに登場したインプラント歯周炎と戦い、コントロールして、天然歯と共存できるようにとの思いが今大会のテーマに込められている」と考えを示した。来賓あいさつには日本歯周病学会の吉江弘正理事長、アメリカ歯周病学会のアリス・ディフォルト事務局長が登壇し祝辞を述べた。また、本会の運営に貢献したとする川崎功労賞は、谷口威夫会員、阿部節夫会員の2名が受賞、名誉会員賞はアリス・ディフォルト事務局長に贈られた。
 式典につづいて行われた記念講演では、「日本臨床歯周病学会の30年の軌跡と今後の展望」と題し、設立から今日までを3期に分け、川崎仁初代会長、船越栄次初代理事長、宮本泰和現理事長の三氏がリレー講演を行い、満席の会場の注目を集めた。
日本臨床歯周病学会のホームページ

カテゴリー: 学会・イベント   パーマリンク

コメントは受け付けていません。