東京医科歯科大学、免許取得前の診療放射線技師・薬剤師の業務従事を謝罪

 東京医科歯科大学は8月15日、今年4月に採用した診療放射線技師と薬剤師について、免許取得前に医療業務に従事させていたことが発覚したとして、その経緯を公開して謝罪した。
 問題となったのは診療放射線技師3名と薬剤師2名で、いずれも国家試験には合格していたものの免許登録をしていない状態で、放射線検査や薬袋への押印を行っていた。調査の結果、放射線治療・検査で1205件、調剤件数で807件、患者数としては1105名の患者への関与が確認され、該当する患者に対して文書で謝罪を行ったという。
 今回のケースは事務的な過誤の側面が大きく、過去にあった偽医師のような悪質なケースとは異なるものの、採用前後の資格確認や業務の区別について、管理者及び本人に法令に対する認識の甘さがあったことが問題であったとしている。同大学では再発防止策として、管理者及び採用者に法令等の教育の徹底を行うとともに、免許登録確認方法の改善を行うとしている。
東京医科歯科大学のホームページ

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