下村文部科学大臣が私立歯科大学の入学定員見直しに言及―日本口腔インプラント学会

 公益社団法人日本口腔インプラント学会の第44回学術大会が9月12日から3日間、「口腔インプラント治療の〝めざす〟もの〜より信頼されるインプラント治療へ〜」をテーマに東京・有楽町の東京国際フォーラムで開催された。
 大会2日目に下村博文文部科学大臣を講師に招いて行われた特別講演「2020夢ビジョン」では、歯学教育における4つの課題と対応策を示す中で、「歯科医師の社会的需要を見据えた優れた入学者の確保のために、優れた入学者確保が困難な大学、国家試験合格率の低い大学等の入学定員を見直す」として注目を集めた。
 下村大臣は、「医科と違い、歯科は私立大学が多いため国が需給バランスをとることは難しい。しかし、今あまりにも数が多い中では需給バランスをとらなければ、せっかく高い学費を払って歯科医師になっても成り立たない。既存の歯科医院にもマイナスの影響を及ぼすため積極的に取り組んでいく」と述べた。

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