「なぜ、かかりつけ歯科医がいる人が長生きか」星旦二教授―品川区民公開講座

 公益社団法人東京都品川歯科医師会は9月13日、創立90周年記念事業として区民公開健康講座を東京・大井町のきゅりあん大ホールで開催した。
 主催者あいさつに立った家田隆弘会長は、「本会は昨年4月より公益社団法人となり、今まで以上に区民の健康に寄与する組織をめざしている。本日はその活動の一環として、創立90周年を機に区民の健康増進を目的とする講演会を開催することとした」と述べた。
 講演は首都大学東京の星旦二教授(医師)を講師に招き、「なぜ、かかりつけ歯科医がいる人が長生きか」をテーマに行われた。
 星教授は長年にわたる調査・研究によって蓄積したデータをもとに、「痩せている人より小太りの人の方が長生きする」など、一般常識と思われがちだったさまざまな事柄の誤りを指摘した上で、「健康な口腔機能は豊かな食生活を維持するだけでなく、積極的な社会への参加を可能にし、心の健康をもたらすことができる。健康に長生きするためにはかかりつけ歯科医の意義は明らか」と結論づけた。

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