東京地検の捜査続く、高橋英登会長「グレーを白にする改革を進める」―日本歯科医師連盟・臨時評議員会

 日本歯科医師連盟の第126回臨時評議員会が9月18日、東京・市ヶ谷の歯科医師会館で開催された。議事では、議長に奥山文雄氏、副議長に荒川信介氏が選出されたほか、石井みどり、西村まさみの両参議院議員に日歯連盟の顧問を委嘱することなど全4議案が承認された。
 高橋英登会長は冒頭のあいさつで、「東京地検による捜査がいまだに続いており先の見えない状況にある」とし、今回の強制捜査への対応として、「グレーでなく白にする改革を進めていく」と述べ、組織刷新委員会を新たに設置して原因究明と再発防止を第一に進めていく強い意志を明らかにした。
 また、次期参議院比例代表選挙への対応については、「組織代表選挙を行うことはすでに機関決定したことだが、いま選挙活動を始めれば社会がどのように受け止めるかを配慮しなければならない」と考えを述べた。
 その他の協議では小山茂幸評議員から、「日歯連盟と現在の組織代表議員との間に乖離が感じられる」と率直な意見が挙げられた。高橋会長は、「過去において選挙だけ頑張ってその後の議員活動は自由に行っているというような齟齬があったのは事実だと思う。現在はさまざまな方法で連携強化を図っている過程にあると理解していただきたい」とした。

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