中医協による診療報酬改定の答申受け、三師会が記者会見

 中央社会保険医療協議会・第328回総会で2016年度の診療報酬改定の答申が発表された2月10日、三師会による合同記者会見が東京・駒込の日医会館大講堂で開催された。
 日本医師会の横倉義武会長は今回の改定について、「少ない財源の中でそれなりの評価ができたのではないか。今後、財政を緊縮しようとする立場から保険給付範囲を狭める圧力を強めることが予想されるが、財政主導ではなく時代に則した改革を医療側から提言していかなければならない」と考えを示した。
 日本歯科医師会の山科透会長は、「長期にわたり低迷している歯科の環境から言えば、十分満足できるものではないが、特色があり期待できるものであった。地域完結型の医療を推進する上で足がかりとなった」と評価した。

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