地域医療構想策定の意見聴取に関し質疑―東京都歯科医師会・臨時代議員会

 東京都歯科医師会の第190回臨時代議員会が3月3日、東京・市ヶ谷の歯科医師会館で開催された。
 髙橋哲夫会長は、「都内における高齢者人口割合は2025年には25.2%となり、高齢者単独世帯は2030年には約14%占めることが予測されている」とし、「東京都と共同し、東京都在宅歯科設備整備事業、周術期における口腔ケア基盤整備事業に力を入れ、契約医療機関数を増やすとともに、われわれ自身もスキルアップを図ることが必要」と考えを示した。
 一般質疑では細見洋泰代議員が、「地域医療構想策定の意見聴取に参加したところ、当日資料の医療従事者の職種欄に歯科衛生士が記載されていなかった。医療構想における歯科の関わり方も一切記載されていなかった。歯科衛生士の不記載については、〝持ち帰る〟、関わりについては、〝都歯からの要請があればここに載せました〟との回答であった」とし、都歯の見解を求めた。
 この問題に対し髙橋会長は、「東京都医師会が中心となって進めているが、ご指摘のように漏れがある。東京都衛生士会からも疑問の声が挙っており都医に対し要望を申し上げた」と回答した。

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