支払基金が生活保護関連の医療費データを厚生労働省に提供

 社会保険診療報酬支払基金は、厚生労働省・援護局保護課からの要請を受け、生活保護関連の医療費データを同省に提供したことを発表した(プレスリリース1月11日付)。
 厚生労働省は、生活保護受給者の医療費は全額公費負担となることもあり受診過剰の傾向があるとして、かねてより問題視している。今回のデータ提供の要請は、受給者側だけでなく、医療施設側からも指導などを通じて過剰受診の抑制を図る狙いがあるとみられる。
 診療報酬支払基金が発表した、厚生労働省への提供データの種類は下記の通り。

▼厚生労働省、地方公共団体への提供データ
1.生活保護受給者のレセプト件数が多い医療機関等
2.生活保護受給者のレセプト合計点数が高い医療機関等
3.生活保護受給者のレセプト1件当たりの点数が高い医療機関等
4.生活保護受給者以外の通院日数に比べて生活保護受給者の通院日数が多い医療機関等
5.全体の請求件数に比べて生活保護受給者の件数割合が高い医療機関等
6.生活保護受給者以外の請求点数に比べて生活保護受給者のレセプト1件当たりの点数が高い医療機関等
7.生活保護受給者の居住地からみて県外受診が多い医療機関等
(それぞれ上位100医療機関)(すべて厚生労働省から指定されたもの)
社会保険診療報酬支払基金のホームページ

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