国民会議による報告書に大久保満男会長が日歯の見解示す、高齢者の窓口負担増による受診抑制に懸念

 日本歯科医師会の定例記者会見が8月22日、東京・市ヶ谷の歯科医師会館で開かれ、大久保満男会長は社会保障制度改革国民会議がまとめた報告書に対し、日歯の見解を明らかにした。
 大久保会長は、「口腔の疾病の多くは自然治癒を期待できない。ところが70〜74歳という歯科的に極めて重要な時期に、窓口負担増による受診抑制から疾病が重症化し、ものを食べられないことに起因して要介護者が増加することを強く危惧している。先送り反対という論理に終始せず、より良い制度を構築した上で後代にその負担を引き継ぐのであれば、それは贈与であって先送りでも付け回しでもない。まず良き伝統となるような社会を確立することが先決」と考えを示した。
社会保障制度改革国民会議報告書.pdf

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