日歯連盟が推薦候補者を砂川稔氏に決定、日歯会長選挙や献金問題などで質疑

 日本歯科医師連盟の第123回臨時評議員会が1月23日、東京・市ヶ谷の歯科医師会館で開催された。議事は4議案が諮られ全議案が可決確定した。第1号議案では、昨年12月9日の第4回候補者選考委員会で推薦が答申された砂川稔氏が日歯連盟推薦候補者に決定した。その他の協議では、献金の問題、日歯会長選挙のありかたなどについて質疑が行われた。
 齊藤愛夫評議員(福井県)、箱崎守男評議員(岩手県)からは、石井みどり中央後援会への献金額が年度内の上限を超えているのではないかと確認が求められた。この点について村田副理事長は「法的には問題ない」と説明したが、「グレーゾーンと言われるようなことは辞めるべき。会計処理についてはしっかり対応していただきたい」と強く是正が求められた。
 また、次期日歯会長選挙に髙木幹正氏と太田謙司氏の二人が立候補し、日歯連盟の現理事長である峰正博氏が太田候補の推薦人となったことについて、有吉孝評議員(東京都)より、「このたびの理事長の行動は一般会員には理解できず付いていくことはできない」として見解が求められた。髙木会長はこの問題について、「連盟と日歯は別組織と考えており、連盟活動については理事長とともにしっかり進めていきたい」とした。また、峰副理事長は、「砂川選挙についてはいろいろな考え方の持ち主が組織のために頑張っていくことが芯にあると考えている。推薦うんぬんについては連盟の活動とは別物だと思っており、私の信念でやったこと」とした。

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