日歯連盟の新執行部が第1回目の理事会開催、「日歯とともに〝国民定期皆健診制度〟の制度化を目指す」―高橋英登会長

 日本歯科医師連盟の新執行部による第1回の理事会が7月2日、東京・市ヶ谷の歯科医師会館で開かれ、終了後に記者会見が行われた。あいさつに立った高橋英登会長は冒頭に、「まず国民ならびに全国の会員に対し、日歯連盟が不可解な思いをさせたことについて心よりお詫び申し上げる。10年前の事件の反省をもとに日歯と連盟を峻別したことが、すべて良い方向に向かったとは言えないことがあったのではないかと思う」と述べた。
 今後の執行については、「開かれた連盟にすること、会計の透明化を図ること、などを含め、12項目にわたる改革を策定している」とし、「歯科医療における予防と予防管理が充実すれば無駄な医療費の削減につながる。日歯とともに〝国民定期皆健診制度〟の制度化を目指す」と述べた。
 評議員会でコンプライアンスの強化が求められたことについては、「選挙に関わっていながら公選法や政治資金規正法に対する理解が不足していたと考えている。専門家の指導を仰ぎながら問題のない組織となるよう改革に努めていく」と答えた。

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