歯科のレセプト1件当たり点数は1253.2点―社会医療診療行為別調査の概況

 厚生労働省は「平成26年社会医療診療行為別調査の概況」を発表した。歯科については保険医療機関5,484件および無作為抽出した診療報酬明細書71万6,359件を対象とし、平成26年6月審査分について調査を実施した。
 歯科のレセプト1件当たり点数は1253.2点で、平成25年同月に比べ12.2点、1.0%減少している。また、診療行為別に見ると「歯冠修復及び欠損補綴」が252.1点(構成割合38.6%)で最も高い。
 保険歯科診療の中心は「歯冠修復及び欠損補綴」だが、構成割合が50%以上だったのは平成9年までのことで、過去10年間の推移を見ると点数、割合とも減少傾向にある。疾病傾向の変化と患者の高齢化を踏まえ、検査や在宅歯科診療の充実を図るなどの検討が必要と考えられる。

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