月別アーカイブ: 4月 2016

丸山進一郎氏が会長就任の記者会見―日本学校歯科医会

 日本学校歯科医会は4月6日、東京・市ヶ谷の歯科医師会館で丸山進一郎氏の会長就任記者会見を開催した。  丸山会長は所信表明の中で日学歯に係る諸問題について報告し、「8年前に専務理事として会務にあたっていた当時も含め、執行部としての気のゆるみを反省すべきものと考えている」と述べたのち、広報の迅速な対応、「公益法人化に向けた諸問題検証臨時委員会」の立ち上げ、生涯研修制度の更新に関する具体的な研修内容や開催日程等の検討、などを挙げた。  日学歯ではかねてより〝歯科はキュア(cure)からケア(care)へ〟という目標を掲げて来たが、「学校歯科保健の歴史の中で教育を受けた子どもたちが成人し、次の世代の子どもたちに引き継いでいく文化(culture)へとなりつつある。学校歯科保健の向上に向けさらに努めてまいりたい」と抱負を述べた。

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新役員を選任、文科省との関係は4月から正常化―日本学校歯科医会

 日本学校歯科医会の第89回臨時総会が3月23日、東京・市ヶ谷の歯科医師会館で行われた。議事は平成28年度事業計画など全4議案が可決承認された。第4号議案「理事選任の件」では、会長予備選挙を制した丸山進一郎氏を含む21名の理事候補者が投票ののち全員選任された。  冒頭のあいさつに立った齊藤愛夫会長は文部科学省との連携については、「4月より従来通りの関係を持ちたいという通知をいただいた」とし、前事務局長の不正経理に関する告訴状については、「ようやく警視庁に受理される見通しがついた」と報告した。 日本学校歯科医会新役員 ▼会長/丸山進一郎▼副会長/飯嶋理、杉原瑛治、倉治ななえ▼専務理事/藤居正博▼常務理事/齋藤秀子、添田廣、青木秀志、兼元妙子、髙柴重幸、竹内純子、橋本雅範、今井健二、野村圭介▼理事/三善潤、渡辺幸男、澤田章司、佐々木貴浩、土田雅久、阿部直樹、渋谷昌史▼監事/高瀨厚太郎、松浦康文、井出正洋(以上、敬称略)

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西村まさみ議員の行動はルール違反―日歯連盟・評議員会で高橋英登会長

 日本歯科医師連盟の第128回評議員会が3月25日、東京・市ヶ谷の歯科医師会館で開催され全8議案が可決承認された。  日歯連盟は次期参院選で組織代表を立てないことを機関決定しているが、西村まさみ議員の支援を求める一部の声に対し、高橋英登会長は、「組織代表候補になれなかった西村議員が、個人で出るというならば構わないが、歯科界を代表してという主旨で比例代表に立候補するのはルール違反である。何の連絡もなく、郡市区の連盟に推薦状の依頼を出しているがあれも明らかにルール違反であり、内部を、組織を乱すことは絶対に許せない。組織を割らない、組織を割るような行為を絶対させない、それが大きな舵の切り方である」と述べた。

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日本ピストンリング(株)主催の「IATカンファレンス2016」、ハーバード大学歯周病科教授のDr.Kimを招いて開催

 日本ピストンリング株式会社主催による「IATカンファレンス2016〜世界の最先端から学ぶインプラントの方向性」が3月20日、東京・丸の内の丸ビルホール・コンファレンススクエアで開催され多くの歯科関係者が訪れた。  基調講演では講師に米国ハーバード大学歯学部歯周病科教授のDavid M.Kimを招き、「米国から学ぶインプラント治療における骨造成・再生の最前線」をテーマに行われた。  Dr.Kimは増加する高齢患者の歯周治療に関するハーバード大学の研究成果として、まず軟組織のコラーゲンメンブレンを用いた再生、レーザー治療、形成外科治療を解説。続いて失われた硬組織を回復するための骨再生としてアロプラスト(合成人工骨)の利用を紹介。最後にインプラント治療について、軟組織との結合が容易な表面性状の「レーザーマイクロチャンネルインプラント」の症例について紹介し、多孔性のインプラント体は細菌が入り込みやすくインプラント歯周炎を誘発しやすいことを注意点として挙げた。

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